
梅雨も終わりを告げたばかりの初夏のある日。
主人公――『蒼乃翼』は、近所の公園で空から降臨してくる天使を目撃する。
驚くことに彼女は、翼の学校の新任教師――『天川聖玲奈』だった。
天界での教師を目指す聖玲奈は、教育実習のために翼の学園に赴任してきたいたのだ。
――天使であることを人間に悟られてはならない――
もし知られてしまった場合には、教員試験の即時不合格が言い渡される。
天界の教師を夢見る聖玲奈は口封じと監視を名目に、翼の家に同居することを提案。
半ば強引に住み着くことに……。

優しいけれど、ちょっぴり天然でドジな天使『聖玲奈』。
素直で可愛らしい妹『野々香』。
そんなふたりと始まった慌ただしい同居生活。
新しい生活への不安と、まだ見ぬ未来への期待。
そんな想いが胸の中に現れては消えていく。

現在は7月――
それは本格的な夏がやってくる季節。
今までとは違う何かを、新しい何かを予感させてくれる季節。
長い梅雨があっけなく終わりを告げたように、刻は確実に歩み続けていく。
翼と野々香――そして聖玲奈。
決して忘れることのない夏が今ここに始まった。