essay――su side

 ……ご主人様。

 遠い、遠い、ご主人様。

 今日も、スウ、お茶をお持ちしました。

 ご主人様がお飲みにならないのはわかっているけど、スウ、どうしても淹れてしまいます。

 スウ、ちょっとだけ、変みたいです。長い間、スリープモードに入っていたからかもしれません。

 ……ご主人様。

 スウのこと、御覧になっていらっしゃいますか?

 スウ、新しいご主人様にお会いしました。

 とっても優しい方です。

 スウのことを、ロボットなんて呼んだりはしません。

 初めての時も、お嬢ちゃんって、呼びかけてくださいました。

 スウ……少しうれしかった。

 そんなふうに言ってもらったこと、なかったから。




 ……ご主人様。

 スウ、ほんの少しだけ幸せです。ご主人様は……今、幸せですか?